都岳連 自然保護委員会 山の自然と環境の保護でタグ「カタクリ」が付けられているもの
2019年4月13日より、都岳連自然保護委員会の恒例行事カタクリパトロールが始まりました。
前週4月10日に降った雪が多いところでは20センチ以上も残り、カタクリの位置が特定できなかったため、本年度復活を予定した「保護柵」の設置はできませんでした。雪の中から顔を出したバイケイソウの葉株はなかなか見られない光景でした。
JMSCA自然保護指導員の方々への案内が遅れたため、初日の参加者は10名と少なかったのですが、融雪で足元が悪い中、先行して体験の森より入山し御前山避難小屋にデポしてあった杭やロープ等の資材をチェックしてくれたメンバーと合流しました。
ここより1.大ダワ方面、2.体験の森内、3.御前山山頂~惣岳山山頂~大ブナ尾根~サス沢山~奥多摩湖、4.惣岳山~ソーヤの丸デッコ巻道~小河内峠~月夜見駐車場をパトロールし、カタクリ保護を訴える看板や立札を取り付けるとともに雪の解けた箇所での花株の分布調査や定点観測を行いました。
4月6日に入山した時には見られなかった活動の広場下の登山道や御前山と惣岳山の鞍部、ソーヤの丸デッコ巻道等でカタクリの花がみられ、大ブナ尾根の花株も増えていました。なお、いずれの花も小ぶりの印象です。
また、例年は観察されない奥多摩湖方面サス沢山近く標高1,000m付近まで、まだらながら小さな花株や片葉が見られ、これも温暖化の影響か生育地の下降、分散化はさらに進んでいるようです。
5月11日(土)には看板等の撤収作業を行いますので、自然保護指導員の皆様のご協力をお願いします。
また、それまでの期間も引き続きカタクリ分布調査に是非ご参加ください。
ゴールデンウイークの長いお休み、多くの方々に御前山に登って頂きカタクリを愛でて頂きたいと思います。
公益社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会ではカタクリの群生で知られる奥多摩 御前山でカタクリの保護のために保護柵を設置するなどのパトロールを20年にわたって実施してきました。併せて簡易トイレブースを設置、携帯トイレを紹介して山のトイレマナーの啓もう活動も行ってきました。
これらの活動が奏効し、カタクリの盗掘や踏み付けは減り、携帯トイレの認知度も上がりました。しかしながら、目下の課題はシカによるカタクリ食害の対策となりました。
このような状況の下、今年度よりカタクリパトロールの活動内容を見直すことにしました。自然保護指導員の皆様の協力を頂きながら、カタクリの分布状態を調査し、データを集めて分布地図を作成します。
狩猟などによるシカ生息数の調整効果を待つ間、防鹿柵の設置は山野草を守る手段としては有効な策といえます。今後、防鹿柵をどこに設置すべきかを行政に働きかけるためにも、カタクリの群落の分布推移の把握は必要であると考えます。
つきましては、カタクリパトロールの実施要領により分布調査へのご協力をお願いいたします。
期間: 4月1日(土)~5月31日(水)
この期間中に、参加される自然保護指導員の方は自由に調査活動を実施願います。
また、4月15日(土)には、JR奥多摩駅に集合して集中調査を行います。
場所: 御前山に至る登山コース
調査概要:
① 登山コース上から観察できる範囲で、カタクリの群落を分布調査ワークシートに記入します。
② 証跡として、その場所の写真を撮ります。
③ 調査結果をメール、または郵送で都岳連自然保護委員会までお送りください。
資料のダウンロード:
次のリンクから、カタクリパトロールの実施要領と分布調査ワークシートのPDFファイルをダウンロードしてください。
→カタクリパトロールの実施要領 f20170331katakurimanual.pdf
→分布調査ワークシートと記入サンプルf20170331katakuriws.pdf
参加申し込み:
◎4月15日の集中調査については、4月10日迄に次の方法でお申し込みください。
メール: 都岳連事務局 宛へ
◎4月15日以外の調査期間については、自然保護委員会へのエントリーは不要です。自然保護指導員の皆様ご自身で、自由に日時とコースを選び、安全に十分留意された上で調査頂きますようよろしくお願いいたします。
なお、参加される方はご自分で山岳保険などへご加入されることを推奨いたします。
2016年4月17日より、都岳連自然保護委員会の恒例行事カタクリパトロールが予定どおり始まりました。
今年は早春に暖かい日が続き、カタクリの開花も早かったのですが、その後寒の戻りもあって足踏み状態が続いたためか、保護柵設置をした先週末にもそこかしこに可憐な「春の妖精」が見られ、まだまだ蕾もありました。
しかし、シカの食害は甚大で、既に花を食べられたもの、葉が食いちぎられた株、根こそぎ無くなっている群落も多数見受けられました。
パトロール初日は指導員を含め12名で、避難小屋にデポしてある杭やロープ、看板等の資材をコース毎に分け、奥多摩湖方面と、惣岳山方面の2コースおよびカラマツの広場に、花の分布状況により適宜調整しながら保護柵を設置しました。
また、翌17日には、烈風吹く中、やり残した惣岳山方面および大ダワ方面にも柵を延ばし、今年の設置作業を終えました。
今回の保護柵は、これまで群落が多く見られた次の場所に設置しました。
①山頂を経て惣岳山からソーヤの丸デッコ分岐、ソーヤの丸デッコ下山路、ヤセ尾根分岐先
②避難小屋から大ダワ方面登山道脇
③惣岳山から奥多摩湖方面登山道脇
④カラマツの広場
カラマツの広場から湧水の広場への登山道には多数のカタクリの花が、また体験の森内のほとんど人が入らない尾根筋や奥多摩湖への登山道の林床部には片葉のカタクリが多数見られました。
生育地の下降・分散化がさらに進んだ模様、来年以降の保護柵の設置箇所の検討が必要なようです。
今年は、御前山の入山者が減少したこと等諸般の事情を勘案して、パトロールは土・日・祝のみ実施します。
登山者に安全登山や携帯トイレのPR活動等山岳環境保護のための啓もう活動を行うことが主な活動ですが、これに加え自然保護委員会が作成した『御前山リーフレット』を配布するとともに、カタクリ開花状況の調査のために昨年より始めた株数のカウントも引き続き実施します。
また、携帯トイレの周知が進んだことにより、例年実施してきたアンケートは中止しますが、これまでのアンケート結果は、その抄録をパトロール日に山頂に掲示します。
さらに、爆発的に増えているシカや、クマ、イノシシ、カモシカ等々の野生動物の行動観察のために設置したセンサーカメラは今年も引き続き稼働させています。
また、5月21日(土)には保護柵の撤去作業を行いますが、その参加者を募っています[終了]。
カタクリ保護活動、その他自然保護委員会の活動に興味のある方、是非ご協力下さい。
公益社団法人 東京都山岳連盟自然保護委員会ではカタクリの群生で知られる奥多摩の御前山でカタクリ保護のパトロールを実施しています。
開花まで7年もの年月をかけるカタクリを心ないハイカーや盗掘から守り、また沢水の汚染を訴え、山のマナーや山岳トイレ対策などの普及、啓発活動がその目的です。
今年も自然保護指導員や山岳環境問題に関心のある方のカタクリパトロールへのご協力をお願いいたします。[終了]
期間 4月16日(土)、17日(日)、23日(土)、24日(日)、29日(祝)、
および 5月21日(土)
4月16日(土)は保護柵の設置、
29日(祝)は仮撤去、5月21日(土)は撤去日です。
設置と撤去には特に多くの方の参加をお願いいたします。
今年度は、登山者の多い土曜日と日曜日に集中して行うことになりました。
集合 JR武蔵五日市駅
8時、 5月21日(土)は9時
コース 月夜見第2駐車場~御前山、奥多摩体験の森~御前山、奥多摩湖~御前山など
参加者数、天候などの状況により決定します。
持ち物 ザック、軍手、ゴミはさみ、昼食、行動食、通常のハイキングスタイルでご参加下さい。
特に初日と最終日は荷物が多いので、大きめなザックでお願いいたします。
申し込み
4月10日までに5月21日分は募集しています、次の連絡内容を
メール
、または下記宛にFAXして下さい。携帯電話では、右のQRcodeから連絡先メールアドレスが読み込めます。
自然保護委員会事務局 FAX ※現在使用していません
※なお、都岳連加盟団体から広く募集すること、車の乗車定員の制約などから、ご参加いただく期日を調整をさせていただく場合がありますのでご留意ください。
また、ボランティア活動中の怪我等による入通院を補償する「ボランティア保険」に加入希望の方はご連絡下さい。保険の有効期限は2017年3月31日迄で、各種ボランテイア活動にご利用いただけます。
---- 連絡内容 ここから----
希望日
氏名
住所
年齢
所属団体(あれば)
メールアドレス
電話・携帯
FAX
ボランティア保険加入の希望
---- 連絡内容 ここまで----
※ご記入いただいた個人情報は、自然保護委員会で責任を持って管理させていただき、カタクリパトロール以外の目的で使用することはありません。
予定どおり19日土曜日から2014カタクリパトロールが始まりました。
今年は2月の大雪で、カタクリの開花が心配されましたが、季節は必ず巡るもの、そこかしこに可憐な花を見ることができました。ここ数年ではより多く、花も大きな株が多数あるとの印象です。また、奥多摩湖側の林床部や体験の森内のほとんど人が入らない尾根筋の林床には片葉のカタクリが多数。来年、再来年の開花期が楽しみです。御前山から惣岳山の周辺でもカタクリの生育地が下降・分散、惣岳山からの下降路でも尾根筋の標高1,100m付近までカタクリが認められました。
パトロール初日は指導員を含め21名の参加を得て、曇天の中、天気と競走でかじかんだ手に息を吹きかけながらの保護柵設置となりました。龍山荘に集まったメンバーは複数のコースより避難小屋に集結、デポしてある杭やロープを背に、3コースで、花の分布状況により適宜調整しながら作業しました。そして20日には、カラマツの広場にも設置しました。
- ①山頂を経て惣岳山からソーヤの丸デッコ巻道
②避難小屋から大ダワ方面
③惣岳山から奥多摩湖方面
また、今年はシカのカタクリ捕食状況を観察するためにカメラを「体験の森活動の広場遊歩道」と「湧水ヌタ場前」に設置しました。翌20日、前日に設置したカメラの作動チェックをしたところ、ヌタ場で早速シカがカタクリと思われる植物を捕食しているシーンが、19日18:54~19時の間に20シーン程撮影されていました。デジカメの現場でのチェックでしたので、何を食べているかはわかりませんが、シカの立ち位置から判断するとカタクリの可能性大です。 29日にはSDカードを交換する予定ですので、画像を公開出来ると思います。お楽しみに!

公益社団法人 東京都山岳連盟自然保護委員会ではカタクリの群生で知られる奥多摩の御前山でカタクリ保護のパトロールを実施しています。
開花まで7年もの年月をかけるカタクリを心ないハイカーや盗掘から守り、また沢水の汚染を訴え、山のマナーや山岳トイレ対策などの普及、啓発活動がその目的です。
今年も自然保護指導員や山岳環境問題に関心のある方のカタクリパトロールへのご協力をお願いいたします。
期間 4月19日(土)~29日(祝)、および5月18日(日) ※開花状況により変更あり
4月19日は保護柵の設置、5月18日は撤去日です。特に多くの方の参加をお願いいたします。
集合 JR武蔵五日市駅
平日: 9時、 土・日・祝日: 8時、 5月18日(日)は9時
コース 月夜見第2駐車場~御前山
持ち物 ザック・軍手・ゴミはさみ、行動食、通常のハイキングスタイルでご参加下さい。特に初日と最終日は荷物が多いので、大きめなザックでお願いいたします。

申し込み 4月6日までに、次の連絡内容を メール 、または下記宛にFAXして下さい。携帯電話では、右のQRcodeから連絡先メールアドレスが読み込めます。
自然保護委員会事務局 FAX ※現在使用していません
※なお、都岳連加盟団体から広く募集すること、車の乗車定員の制約などから、ご参加いただく期日を調整をさせていただく場合がありますのでご留意ください。
また、参加者には当委員会の費用で「ボランティア保険」に加入して頂きます。保険の有効期限は2015年3月31日迄で、各種ボランテイア活動にご利用いただけます(既にご加入済みの方はご連絡下さい)。
---- 連絡内容 ここから----
希望日
氏名
住所
年齢
所属団体(あれば)
メールアドレス
電話・携帯
FAX
ボランティア保険(加入済み/未加入)
---- 連絡内容 ここまで----
※ご記入いただいた個人情報は、自然保護委員会で責任を持って管理させていただき、カタクリパトロール以外の目的で使用することはありません。
都岳連自然保護委員会の2013年度イベントのご案内です。
イベントの詳細については、個別のイベントのご案内にてご確認をお願いいたします。
● カタクリパトロール
カタクリの開花に合わせて、群生地での保護ロープの設置や監視、トイレ指導などを行います。
対象:自然保護指導員、ご協力いただける方
4月20(土)から29(祝)奥多摩 御前山
5月19(日)カタクリ保護柵の撤収
● 春の自然観察会
一般の皆さんのための自然観察会です。春の花や山野草などを眺めながらのハイキングです。
対象:一般の皆さん、都岳連会員、自然保護指導員
5月12(日)春の自然観察会(金剛の滝)
● 高尾山クリーンキャンペーン
環境月間に合わせて、清掃や自然に優しい登り方などを考えるボランティアハイキングです。植物や山の歩き方などのお話もいたします。感謝状をお渡ししています。
対象:一般の皆さん、都岳連会員、自然保護指導員
6月 2(日)高尾山クリーンキャンペーン
● 自然保護指導員の募集
公益社団法人 日本山岳協会の自然保護指導員として活動いただける方を新規に募集します。詳細は後日お知らせする募集案内をご覧ください。
対象:都岳連の加盟団体か個人会員
5月 1(水)から6月30(日)新規 自然保護指導員の募集
7月 7(日)実地講習会 あきる野市横沢入り(予定)
● 秋の自然観察会
一般の皆さんのための自然観察会です。紅葉と山野草などを楽しむハイキングです。
対象:一般の皆さん、都岳連会員、自然保護指導員
11月10(日)秋の自然観察会(網代城山)
● 自然保護指導員の更新手続き
都岳連で登録、更新をされた日本山岳協会 自然保護指導員で、2014年3月31付けで資格が終了となる皆様の更新手続きを行います。詳細は後日お知らせする案内をご覧ください。
対象:2009年(平成20年)4月に認定された方、および更新された方が対象になります。(2008年11月に、東京都山岳連盟経由で新規に申請された方、および更新の申請をされた方。)
● 日山協 自然保護指導員 講習会(公開)
詳細は後日お知らせする募集案内をご覧ください。
対象:日山協・自然保護指導員、自然保護指導員新規申請者、都岳連会員、
および山岳環境の保全に関心のある一般の方
11月16
2014年1月18(土)国立オリンピック記念青少年総合センター(※9/29日付変更)
奥多摩の御前山で2013年4月20日より実施しましたカタクリパトロールは5月19日の保護柵の撤収をもって終了しました。
パトロール期間(自4月20日至29日)のうち2日間は荒天等のため中止しましたが、撤収日を含めた参加人数は延べ91名(エントリー頂いた方は延べ104名)にのぼりました。
保護柵は、次の3コースにカタクリの分布状況により適宜調整しながら設置しました。
①小河内峠上部から惣岳山への登山道片葉のカタクリは今年も多く目にはしましたが、花をつけたカタクリの分布状況はかなり変化しており、特に今年は冬の記録的な寒さに加え4月に入っても不安定な天候が続いたためか、花は非常に少ないとの印象でした。
②カタクリの群落が見られる奥多摩体験の森カラマツ広場周辺から御前山避難小屋を経て大ダワ方面
③惣岳山から奥多摩湖方面
加えてシカの食害はかなり深刻な状況であり、蕾のない個体や全滅した群生地も見られました。一方、コース場にいくつか設置されている「シカ除けネット」の中は、カタクリをはじめ多くの植物が所狭しと育っていることからみると、ネットはシカの食害にはかなり有効な策であり、擦れ違った登山者から「カタクリは檻の中にしかないのか?」と問われる程で、根本的な対策が急がれると思います。
これは私たちだけの手には余ることではあり、今後は行政とも手を携えて「カタクリ保護活動」の主点を対ヒトから対シカにシフトさせることも視野に入れて取り組んでいきたいと考えています。
なお、5月19日に撤収した保護柵用の杭とロープは、奥多摩自然公園管理センターの許可を頂き御前山避難小屋テラス下に収納しました。これまで山に担ぎ上げていた労力を軽減できたことで、カタクリ保護柵の範囲を広げることも可能となりそうです。
皆様の御協力に心から感謝申し上げます。来年以降も宜しくお願いします。
記事:小髙
写真:花のないカタクリ-手前、鹿食害調査ネット状況-ネット外の笹葉が無い、鹿食害調査ネット状況-ネットの中(向こう側)はカタクリの花などが多い

公益社団法人 東京都山岳連盟自然保護委員会ではカタクリの群生で知られる奥多摩の御前山でカタクリ保護のパトロールを実施しています。
開花まで7年もの年月をかけるカタクリを心ないハイカーや盗掘から守り、また沢水の汚染を訴え、山のマナーや山岳トイレ対策などの普及、啓発活動がその目的です。
今年も自然保護指導員や山岳環境問題に関心のある方のカタクリパトロールへのご協力をお願いいたします。
期間 4月20日(土)~29日(祝)、および5月19日(日) ※開花状況により変更あり
4月20日は保護柵の設置、5月19日は撤去日です。特に多くの方の参加をお願いいたします。
集合 JR武蔵五日市駅
平日: 9時、 土・日・祝日: 8時、 5月19日(日)は9時
コース 月夜見第2駐車場~御前山
持ち物 ザック・軍手・ゴミはさみ、行動食、通常のハイキングスタイルでご参加下さい。特に初日と最終日は荷物が多いので、大きめなザックでお願いいたします。

自然保護委員会事務局 FAX ※現在使用していません
※なお、都岳連加盟団体から広く募集すること、車の乗車定員の制約などから、ご参加いただく期日を調整をさせていただく場合がありますのでご留意ください。
また、参加者には当委員会の費用で「ボランティア保険」に加入して頂きます。保険の有効期限は2014年3月31日迄で、各種ボランテイア活動にご利用いただけます(既にご加入済みの方はご連絡下さい)。
---- 連絡内容 ここから----
希望日
氏名
住所
年齢
所属団体(あれば)
電話・携帯
FAX
メールアドレス
ボランティア保険(加入済み/未加入)
---- 連絡内容 ここまで----
※ご記入いただいた個人情報は、自然保護委員会で責任を持って管理させていただき、カタクリパトロール以外の目的で使用することはありません。
◎東京都山岳連盟自然保護委員会では、毎年4月中旬にカタクリパトロールを実施しています。この永年の活動が認められ、平成15年には山と渓谷社より「山岳環境B賞」が授与されました。
花の分布状況はかなり変化しています。また、今年は冬の記録的な寒さに加えて春になっても気温の低い日が続いたため、例年より遅くカタクリパトロールをスタートしたにもかかわらずカタクリの花はほとんど咲いていない状況で、保護ロープの設置場所の選定には苦慮しました。
初日は指導員を含め25名の参加者を得て、次の3コースで花の分布状況により適宜調整しながら保護ロープを設置しました。
(1)例年同様、惣岳山への巻道・岩場の両コ-スより、上部登山道
(2)カタクリの群落が見られる奥多摩体験の森カラマツ広場周辺から御前山避難小屋を経て大ダワ方面
(3)昨年より始めた惣岳山から奥多摩湖方面

体験の森の事務所の方からは、シカがカタクリの蕾を食する被害が増えているとの情報を頂きました。確かに写真の様につぼみのない無惨なカタクリを多く目にしました。対策が急がれると思います。
これからのパトロールを行う各担当の方々、宜しくお願いいたします。
おだか
写真: つぼみのないカタクリ
57名(延べ103名)の方々にご協力を頂きました。心から感謝申し上げます。


今年はここ数年続いた暖冬傾向とは様相を異にし、奥多摩も積雪が多かったことや春先の寒さもあって開花時期が予想よりも大幅に遅れ、また、その後のお天気も概して低温に推移したため花の期間が長いように感じられました。パトロール最終日にも今を盛りと咲いたカタクリの花が多く見られ、撤収の手も休みがちになったほど開花予想の難しさを改めて痛感しました。
また、カタクリの絶対数の減少、生育場所の高度化、林床部への移動に伴い、保護柵設置場所選定にも試行錯誤を重ねていますが、今年は一昨年より実施した御前避難小屋から大ダワ方面を更に強化、新たに惣岳山頂から奥多摩湖側や体験の森カラマツの広場周辺にも保護柵を延ばしました。
来年以降は大きな片葉が多数見られた湯久保尾根方面にも伸長を検討したいと思います。そのような次第で、特に設置日・撤収日のマンパワー不足が予想されます。来期以降の各位の更なる協力をお願いする次第です。
パトロールに際して登山者の皆様から頂いたアンケートについては現在集計中。この季節の御前山に登る登山者の傾向、携帯トイレの普及状況、登山コ-スの人の流れ等々、貴重なデータになると思います。これまで蓄積されたアンケート結果とともに、今後の山岳環境保全活動に活かしたいと思います。
本当にありがとうございました。
小高 令子
写真: 小高、森谷




カタクリは一週間から10日位遅れているようです。
月夜見から、大ダワ方面、避難小屋近辺、御前山頂上の尾根などでは出ている葉は少なく、花もつぼみが少し見られた状態でした。体験の森のカラマツ広場の周辺も同じような状態でした。ただ、奥多摩湖へのコースにはカタクリが多く開花していたようです。
トチの木広場の周辺ではハシリドコロが少し大きくなり、上の方では芽がようやく出た状態です。アズマイチゲの花が見られました。植物を観測している地点ではコバイケソウがようやく芽を出していました。
記事:森谷、 写真:森谷、宮崎

開花まで7年もの年月をかけるカタクリを心ないハイカーや盗掘から守り、また沢水の汚染を訴え、山のマナーや山岳トイレ対策などの普及、啓発活動がその目的です。
今年も自然保護指導員や山岳環境問題に関心のある方のカタクリパトロールへのご協力をお願いいたします。
期 間 4月16日(土)〜24日(日)、および5月8日(日)
4月16日は保護柵の設置、5月8日は撤去日です。特に多くの方の参加をお願いいたします。
集 合 平日: JR武蔵五日市駅 9時、 土・日・祝日: 同 8時
5月8日(日)は9時です。
コース 月夜見第2駐車場〜御前山
持ち物 ザック・軍手・ゴミはさみ、行動食、通常のハイキングスタイルでご参加下さい。特に初日と最終日は荷物が多いので、大きめなザックでお願いいたします。
申し込み 4月2日までに、次の連絡内容を下記宛にFAX、または メール して下さい。
自然保護委員会事務局 FAX ※現在使用していません

※なお、都岳連加盟団体から広く募集すること、車の乗車定員の制約などから、ご参加いただく期日を調整をさせて頂く場合がありますのでご留意ください。
---- 連絡内容 ここから----
希望日
氏名
住所
年齢
所属団体(あれば)
電話・携帯
FAX
メールアドレス
---- 連絡内容 ここまで----
※ご記入頂いた個人情報は、自然保護委員会で責任を持って管理させて頂き、カタクリパトロール以外の目的で使用することはありません。
◎東京都山岳連盟自然保護委員会では、毎年4月中旬にカタクリパトロールを実施しています。この永年の活動が認められ、平成15年には山と渓谷社より「山岳環境B賞」が授与されました。


自然保護委員会の恒例行事の奥多摩御前山カタクリパトロール2010は、5月9日にカタクリ保護柵の撤収作業を行って終了しました。
初日の17日は、この時期の奥多摩とは思えない程の積雪で保護柵設置作業ができず、御前山避難小屋へ資材を荷揚げするに留まり、雪解けを待って24日・25日の両日で設置作業とパトロールを行いました。
そのような次第で実質の活動は2日間のみとなり、協力のお申し出を頂いた多くの自然保護指導員や委員の方は活躍ができず、少々寂しいカタクリパトロール2010と相成りました。
カタクリを見に来られた多くの登山者で賑わったと思われるゴールデンウィークが明けた10日、惣岳山への尾根道、惣岳山頂付近、避難小屋からオオダワ方向への3カ所に設置した保護柵を22名の自然保護指導員と委員で撤収しました。

また最近の傾向ではありますが、月夜見コースよりむしろ体験の森コース、特にカラマツの広場周辺から湧水の広場への尾根道にカタクリが偏在しているようです。来年以降の設置場所の検討課題と思いました。
みなさまのご協力に心より御礼申し上げると共に、来年以降もご協力宜しくお願い申し上げます。
投稿: 小高
写真: 小高、はせがわ カタクリの保護ロープの設置、御前山でのアンケート、カタクリ

41年ぶりの一番遅い積雪を記録した本日、2010/04/17(土)御前山も雪でした。多い所で30センチ位。来週から予定していたカタクリパトロールは、23日(金)まで中止とします。
4/24日(土)、25日(日)、および5月9日(日)に実施しますので、ご協力いただける方は改めてご連絡をお願いいたします。
大きなつぼみのカタクリは、写真のように雪の下に埋もれてしまいました。今後の影響が心配されます。
御前山でのカタクリ保護ロープの設置では、ロープは張れませんでした。鉄杭やロープなどの資材の荷揚げと注意を呼びかける看板のみ設置しました。
なお、この期間中にご協力を予定されている皆さまには別途ご連絡をいたしました。
本日の悪条件の中での作業に参加された皆さま、お疲れさまでした。


投稿と写真: 小高、森谷
写真: 雪の下のカタクリ、参加者と御前山の雪景色、都岳連自然保護委員会が設置した看板
カタクリパトロール隊員の募集(2010年度) ※雪のため日程を変更しました

社)東京都山岳連盟自然保護委員会ではカタクリの群生で知られる御前山でパトロールを実施しています。
開花まで7年もの年月をかけるカタクリを心ないハイカーや盗掘から守り、また沢水の汚染を訴え、山のマナーや山岳トイレ対策などの普及、啓もう活動がその目的です。
今年も自然保護指導員や山岳環境問題に関心のある方のカタクリパトロールへのご協力をお願いいたします。
期 間 4月17日(土)、24日(土)、25日(日)、および5月9日(日)
4月17日(土)〜25日(日)、および5月9日(日) ※17日の降雪のため上記に変更しました。ご協力いただける方は改めてご連絡をお願いいたします。2010/04/17変更
4月17日は保護柵の設置、5月9日は撤去日です。特に多くの方の参加をお願いいたします。
集 合 平日: JR武蔵五日市駅 9時、 土・日・祝日: 同 8時
5月9日(日)は9時です。
コース 月夜見第2駐車場〜御前山
持ち物 行動食・軍手・ゴミはさみ、 通常のハイキングスタイルでご参加下さい。
申し込み 4月3日までに、次の連絡内容を下記宛にFAX、または
メール
して下さい。
自然保護委員会事務局 FAX ※現在使用していません
携帯電話では、右のQRcodeから連絡先メールアドレスが読み込めます。
※岳連加盟団体から広く募集すること、車の乗車定員の制約などから、ご参加いただく期日を調整をさせて頂く場合がありますのでご留意ください。

---- 連絡内容 ここから----
希望日
氏名
住所
年齢
所属団体(あれば)
電話・携帯
FAX
メールアドレス
---- 連絡内容 ここまで----
※ご記入頂いた個人情報は、自然保護委員会で責任を持って管理させて頂き、カタクリパトロール以外の目的で使用することはありません。
◎東京都山岳連盟自然保護委員会では、毎年4月中旬にカタクリパトロールを実施しています。この永年の活動が認められ、平成15年には山と渓谷社より「山岳環境B賞」が授与されました。
東京都山岳連盟自然保護委員会では、カタクリの咲く4月下旬に東京都の御前山で、カタクリを保護するためのカタクリパトロールを行ってきました。
カタクリパトロールの実施期間中に奥多摩の御前山の山頂で、山のトイレと沢水に関するアンケートを行いました。2009年のアンケート結果をここに公開いたします。転載や引用をされる場合は出典を明らかにして、利用目的を都岳連自然保護委員会までご連絡をお願いいたします。リンクに関しての連絡は不要ですが、このページの場所が変更になる場合がありますので、トップページへのリンクをお勧めいたします。
アンケート実施日 2009年4月18〜26日の9日間(但し25日は荒天のため中止)
アンケートの回収枚数は、351枚でした。
御前山の山頂での、主に昼食時間帯に、協力を得られた方からの紙面による調査です。
対象者の選択などについて特に意識はしていないため、結果に偏りなどがある可能性があります。
質問によっては複数回答や無回答もありアンケートの数値は総数と一致しない部分があります。
2009/8/6版の集計結果の一部を画像にしました。画像を右クリックなどして新しいウインドウで開くと大きく表示されます。


また、詳細な集計表は次のpdfファイルをご覧ください。
f20090925enqt2009ktkr.pdf
アンケートの質問事項は次のとおりです。
(1) 年齢、性別
(2) 今までに登山中、沢水を飲んだことがありますか?
(3) 沢水が飲めなくなった原因が登山者のし尿と分かったとき、あなたは自分のし尿を持ち帰りますか?
(4) し尿の持ち帰り便袋(トイレパック)があることを知っていますか?
(5) 使用したことがありますか?
(6) 使用した方は何処で処分しましたか?
(7) これからは持参して「自然」をきれいにしたいと思いますか?
(8) 山小屋の屎尿処理にかかる費用は大変です。現在、一人あたり平均500円以上のコストがかかっており、今後ますます有料化・チップ式化が進むと思われますが、あなたが負担する「利用」金額について
(9) これから御前山周辺にトイレを設けるとしたら、何処に設置して欲しいと思いますか?
(10) 貴方の今日の登山ルートを教えて下さい(コースを線で繋いで下さい)。
C.2009 社)東京都山岳連盟 自然保護委員会

東京の奥多摩御前山にて、今年も4月18~26日および5月10日の10日間(4月25日は悪天候のため中止)、カタクリパトロールを実施しました。
カタクリ保護や沢水の汚染問題をアピールしながら、山のマナーや山岳トイレ問題を聴くアンケート等の自然保護啓もう活動を行いました。行政からも高い評価を得今年も自然保護委員に加えて「日山協・自然保護指導員」の協力も得て、延べ90人の参加する大きな行事になりました。
本年も引続き山渓環境賞受賞の事業として「惣岳山・大ダワ分岐周辺のカタクリ群生地」に保護ロープや看板を設置、また来年以降他コースにも保護柵を増設するための情報収集も行いました。
御前山のカタクリは温暖化の影響か開花時期が「変動(今年は早まる)する」傾向があり、分布高度も上っているように見受けられます。今後の推移を注視したいと思います。
皆様のご協力に心より御礼申し上げると共に、引き続くご協力をお願い申し上げます。
投稿: 小高
アンケートの結果は、別途掲載します。
奥多摩の御前山のカタクリパトロールの様子です。 東京都山岳連盟 自然保護委員会 2004/04/26
2009年のカタクリパトロールの最終日の様子を写真で速報いたします。




9:30 月夜見第2駐車場の仮設トイレをチェックしたあと、御前山に向かって出発。
11:30 御前山頂上で携帯トイレ用のテントを設置、携帯トイレの紹介とアンケート調査を実施。
13:30 最終日のため山頂の看板とテントなどを撤収して、下山開始。
月夜見第2駐車場に戻る班と、避難小屋経由で藤倉へ下りる班に分かれて下山。
15:00、15:30 駐車場着。その後、器材などの荷物の整理を行い17:00ごろ解散。
頂上では東京都のレンジャーの方々も立ち寄られました。
避難小屋では、トイレから使用済みトイレットペーパのゴミ袋4袋を下ろしました。
下山途中でぐらついたカタクリ保護の立て札をハンマーで補修しました。
保護柵は有効ですが、あっても写真のために保護柵内に踏み込んでいる人がいました。
写真: カタクリの花、アンケート調査 、御前山山頂の携帯トイレ用のテント、雲取山を背景に携帯トイレの説明